生命保険に加入できないと決めつけてはいませんか?
梶さて、次は、保険の加入資格についてなんですが。何か重大な病気があったり、高齢過ぎると入れない、そんな認識でいますが、その辺はどうですか?
Dr.イエロー「70歳を超えてるし、もう保険には加入できないだろう・・・」このようなご相談をお受けすることが多々あります。
梶あ、やっぱりそうですよね。で、そんな時は、イヤラシイ話、どうやって営業するんですか?
Dr.イエローいえいえ、無理にお勧めすることはありませんけどね(笑)。確かにご高齢になれば保険料は高いし、保険料の支払い総額が、死亡保険金を上回ってしまうになってしまうこともありますしね。それでも私は税制面で優遇が受けれる場合に限り、オススメすることがあります。
梶ほう、税制面ですか。非課税枠が使えていない、とかですか?
Dr.イエローその通りです。もっと言うと、現金で持つより保険に加入した方が相続税が安くなるケースですね。
梶確かに、そういう試算は我々もよく依頼されますね。でも、いくつになっても加入できる生命保険なんて、ないでしょ?
Dr.イエローそうですね。そんな保険があったら、保険会社が潰れてしまいますね(笑)。でも確かに、月払や年払の終身保険であれば、年齢によりご加入できないこともありますが、「一時払終身保険」という保険種類があります。生保各社から発売されている商品ですが、85歳までご加入できるものもあります。
梶あぁ、知っていますよ。一時払終身保険。結構、高齢まで入れる、と記憶していましたが、85歳でも入れるものがあるんですね。
Dr.イエローはい。「一時払」ですので、毎月コツコツと保険料を納めるのではなく、一括で保険料を納付することになります。支払保険料より保険金が下回ることも少ない商品です。
梶なるほど。でも、私の知る限り、様々な保険会社から一時払終身保険が発売されていると思うんですが、正直、どういう物差しで選んだらいいんですか?
Dr.イエローこの保険の良し悪しの基準は、同じ保険料を納めた時の保険金の大小で判断するのがいいでしょう。
梶やはり、そうやって、同じ条件で、保険会社を横並びに見てみないといけないんですね。
Dr.イエローそうですね、その労力は惜しまないで費やしてください。また、外貨建の商品も多々ありますので、この場合は為替リスクもご考慮いただければと思います。
梶あぁ、そーなると、ちょっと自分だけでは、保険選びに不安が出てきそうですが。
Dr.イエローそのために、私達がいるのですよ!
梶そうでした(笑)
Dr.イエローいかにせよ、ご年齢で生命保険加入を諦めていた皆さん、今一度ご検討の機会を持たれてもよいのでは・・・とお伝えしたく思いますね。また、既往症をお持ちの方でもご加入できる保険もあります。
梶え?つまり、健康状態に問題があっても、加入できる保険がある、ということですか?
Dr.イエローはい。「引受基準緩和型終身保険」という商品を使えば、簡単な健康告知だけでご加入も可能です。
梶へぇー。それは知りませんでした。
Dr.イエローしかし、いくら健康告知が緩いとは言え、○年以内に入院されていた方や、○年以内に癌罹患されていた方はそれでも加入できません。
梶そりゃそーですよね。そうなると、打ち手ナシですか。
Dr.イエローいいえ。そこで出番となるのが「個人年金保険」です。
梶ほう。まだ打ち手がある、と?
Dr.イエローはい。この保険の目的は「老後の資産形成」ですので、健康告知が不要な商品もあります。
梶あ、なるほど。保険の商品設計の目的によって、健康告知が必要かどうか、色々ある、ということなんですね。
Dr.イエローはい、その通りです。また、遺留分対策のために「お金に名前を付ける」目的ならば、このタイプの保険でも十分対応できますね。年齢や既往症、罹患歴だけで諦めるのは勿体無い。裏技的なやり方はまだまだありますので、専門家にご相談くださればと思います。